3章 映画館でハラハラ!?コスプレでドキドキ!?

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「注文も済んだことだし、悠が嫌じゃないなら貸し出しのコスプレしてみない?」 「えぇ!? あれ本気だったんですか?」 さっきは受け流してたけど、まさか本当にする羽目になるとは。 「僕は冗談であんなこと言わないよ」 「そうです、よね。だけど、コスプレなら紅蓮先輩のほうが似合うと思います」 「どうして?」 「私と違って身長も高いし、なにより顔が良いから正直どんな衣装でも完璧に着こなせるんじゃないかって」  本当にそう思った。ただの学生なのが不思議なくらい。 「身長はそんなに高いほうでもないし顔は普通だと思う。でも、悠が見たいっていうならするよ」 「ホントですか!?」 紅蓮先輩ってば自分がイケメンって自覚ないの? こんなにカッコいいのに。
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