2人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
ホラ・・早く!
「なんだよ・・今日も遅いのかよ?」
「しょうがないでしょう、会社の呑み会なんだから、もう!」
「・・ここ毎日だぞ?」
「アラ・・そうかしら?」
「・・ヘェ〜そんなに毎日呑み会かよ?」
「何よ、カズ君みたいに学生と、社会人は違うの!」
「・・・ア〜イヤだイヤだ、サラリーマンなんかには・・なりたく無いなぁ〜俺は!」
「カズ君だって・・後2年後には・・サラリーマンでしょう!」
「・・・それは、どうかなぁ〜!!」
「な〜に?・・なんか、考えているの?」
「・・マァ・・なぁ〜!」
「フゥ〜ン・・じゃ〜サァ・・今度、聴かせてヨ・・カズ君の将来展望を!」
「・・・・!」
「・・ヤッパリ・・何も考えて無いんでしょう!・・マァ・・学生はそんなモンだよネェ!」
「アラ・・もうこんな時間・・じゃ行って来ま〜す!」
「・・・ネェ・・ホラ・・早く・・もう!」
僕はいつもの朝の儀式・・キスを香織にした。
最初のコメントを投稿しよう!