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「…気づいてたのか…。」
「ええ。被害者の2人とも事件に遭う2週間ほど前に
あなたと仲良くなっていたって事が分かってね…。
新しい潜伏先の近隣の店舗で囮捜査を仕掛けたら案の定あなたが掛かったってわけ。」
「でも今回のはともかく…その2件は俺がやったって
証拠は無いじゃないか。」
「2件とも犯行手口が同じだし、2件目の被害者の服のボタンから取れた指紋とあなたが拾ってくれた配達表の指紋が一致したのよ。」
「まさかあの時わざと落としたのか…?」
「ええもちろん。」
ニコッと彼女が微笑んだ。
不敵な笑みを向けられて…
ガクッと、観念して地面に頭をつけた。
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