シュレディンガーの猫は、永遠の先を見るか?

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そして。 僕の存在は、揺らぎ始める。 僕という猫の、いや、猫だったかもしれないものの存在は、非常に不確かなものとなっていく。 僕は、だんだんと、失われていく。 消えていく。 笑いながら消えていく、あのチェシャ猫のように。 消滅へと向かう僕の前に、あの小さな世界の王、最も高貴なオタマジャクシである『永遠の子』が現れる。 『永遠の子』は、僕に言った。 「消えゆく者よ。お前の魂の形は、この私が確かに、確定した。心穏やかに消えていくがいい。何故なら、お前の魂は、永遠に私と共にあるのだから」
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