シュレディンガーの猫は、永遠の先を見るか?

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僕が、この話をしたとき、ルゥは、僕にきいた。 「僕たちのあの人も確かな存在者ではなくなってしまって、この世界をさ迷っているのかな?」 「そうかもしれない」 僕は、答えた。 なぜなら、この部屋の外のことは、僕たちにとって、ほぼ、関知できないことだからだ。 シュレディンガーの猫の逆に、箱の外は、猫にとって関知できないものということになるのだ。 僕らにとって、外の世界は、存在しないかもしれないに等しい。
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