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やれやれと言った表情でスマホの通話をオフにし、ふと時計を見ると17時半を過ぎていた。
「そろそろ夕飯の用意始めるかな、ナナごめんなご飯の用意するからちょっとどいてくれ」
そう言って膝の上に居た子猫のナナを下ろそうとする拓海、ナナはわかっているのかすぐに自分からソファの上に移動した。
ナナは拓海と一緒にこの家にやってきた、引っ越しの少し前に従妹の家で子猫が生まれ引き取りてを探していたが、雑種という事もあり中々現れなかった、それを聞いた拓海が父親と相談し引き取って横浜へ来たのだった。
猫を飼うのは初めてだったが、拓海は色々と調べてナナを大事に可愛がっていて、すぐにナナは拓海になついてくれた。
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