ダンシの気持ちと女子のキモチ

片山拓海 プロローグ

お風呂から食事の支度まで家事を含めて手際よくこなす拓海。
　お風呂は食事前に入ると決めており、入浴後に風呂掃除も済ませてから夕ご飯の支度を開始。
　この日はタマネギと豚肉のしょうが焼き風炒め物に、豆腐と油揚げとわかめの味噌汁、アスパラのお浸し、キャベツの千切り、キュウリの漬物と言った献立。
　副菜はスーパー等の出来合いも多いが、メインは出来るだけ作るようにしている。
　父親からは、一人暮らしの生活費として月３０万円が拓海の口座振り込まれているの為に、全て外食でも良かったりするのだが。
　今の所は、こういったあまり凝らない献立で適当に作れるようになり、料理から片付けまでそれほど苦にはならず続けている。
　別に外食を嫌っているわけでは無く、友人達とマックに寄ったりする事も普通にあるのだが、単純に食事を作る事や片付けが好きなのが大きい。