25人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「蓮、ポテサラ好きなの? 可愛い趣味だねー?」
「ポテサラって語感もかわいいし、美味しくて好き〜!」
語感が可愛くて好きってなんなん?
さすがに俺やべぇやつだと思われるか?
でももう初日にしてチワワというものが分からなすぎて迷走してる。
ちなみに、どういった食事がチワワらしいのか全くわからなくなり、バカみたいにポテサラの入ったやつを買いまくった。
なんか、可愛い女子が食べてそうなものってなんだろうって思ったら、ポテサラが一番最初に目に入ったから即採用しただけで、深い意味はない。
「ここ、食べ物だけじゃなくてあっちの方に行けば文房具とか制服とかも売ってるからねー」
「そうなんだ〜! ありがとう、ちーちゃん!」
「さー、お腹すいたしもう帰ろ?」
はぁ……すごく俺の世話を焼いてくれる、ちーちゃん優しすぎか?
こんな優しい人と初日から出会えるなんて( ;ᯅ; )
俺の人生、まだまだこれからかもしれん…
「明日早速体育あるのさいあくー。俺、嫌いなんだよね」
「僕もあんまり運動得意じゃないから嫌だなぁ……」
寮に帰る道をちーちゃんと一緒に歩きながらたわいない話をするのはすごく楽しかった。
ちーちゃんはお喋りが上手で、よく話題を振ってくれるので実は人見知りを若干している俺からするとありがたい。
そんなこんなで楽しくお喋りしながら帰っていたところ、急に落ちる影。
最初のコメントを投稿しよう!