修羅場

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「え?会社の飲み会なんですか?参加していたという人の証言と違うのですが?」 「はぁ?誰が来たか知っているのか?」 おいおい。 お前らもしかして…… 「ええ。共通の友人がいるんですが、その人の結婚祝いだとメールがきましたよ?優美さんから」 「な……」 俺は笑顔で優美を指差す。 ひっくんは優美を見て、何故?という顔をしながら口をパクパクさせて動揺している。 優美はうつむいて黙ったままだ。 はぁ。 口裏合わせしてないのかよ、こいつら。 せっかく時間を丸一日与えたのに。 何してたんだ? というか、どれだけなめられているんだ俺は。 マジでふざけんな。 ため息しかでてこない。
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