馬始め

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『で、みんなは…聞くまでも無いか?はい!』 ゆうかは、入部届の用紙を渡した。 『ダービー、観ちゃったらなぁ…』 『めちゃくちゃ、感動したし!』 『私は、よく分からないけど…楽しそうだし…みんなと一緒に出来るならやりたい!』 最後に、ともりが言った。 『じゃあ、書いちゃって?』 『はい!』 三人は、入部届をゆうかに渡した。 『やったー!これで五人!公式戦に出れるー!』 『えっ?』 『五人?』 『公式戦?』 三人は、顔を見合わせた。 『先輩と私達三人で、四人じゃないんですか?』 『ああ、もう一人いるんだけど、生徒会で忙しくて…なかなか、顔を出せないのよねー』 『まじ、生徒会の人が、競馬って…』 あかりが呟いた。
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