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『因みに、これって、優勝馬を当てるんですよね?』
ともりが聞いた。
『単勝ってやつ?』
あずみが言った。
『うーん、今はそれでいいわ』
『んっ?今は?』
『春は間に合わなかったのだけれども…秋の大会には参加できるわ』
『大会?』
『まぁ、競馬の予想を全国の高校のサークル同士で競う大会があるの…優駿カップ!』
『優駿カップ?』
『まぁ、追い追い説明するからね!』
ゆうかが言った。
『ああ、因みにありさの予想は、ヴァンギャルドね』
『人気無さそうだけど…』
『たんに、馬産地が千歳だからでしょう?』
『苗字か…んっ?』
ともりが言った。
『どうした、ともり?』
あかりがともりを見た。
『私達が選んだ4頭、ノーザンFって書いてある』
『Fはファームね』
ゆうかが指差しながら言った。
『ノーザンFは…安平…』
『あっ、ともり、当たりだわ!』
この後も全員で盛り上がっていった。
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