2人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
『ディープインパクトだよね?』
『えっ?』
ともりが振り返ると…
『ああ、ごめんなさい…』
『このお馬さんの名前?』
『うん、競走馬だけどね』
『競走馬って、競馬に出て来る馬の事?』
『そう、サラブレッドってゆうぐらいだから…格好いいよね!あっ、私、日高あずみ…同じ一年生だね?』
『うん、A組の安平ともり!』
『私はCなんだぁ』
『競走馬、詳しいの?』
『詳しくは無いけど…大好きだよ!』
『そうなんだ』
『ともり?』
『ああ、あかり』
『じゃあ、行くね?』
『うん、またね!』
日高あずみは、図書室を出て行った。
『誰?』
あかりが聞いた。
『C組の子』
ともりは、そう言って雑誌に視線を落とした。
最初のコメントを投稿しよう!