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『その子供たちもいっぱい走っているんだね?』
『顔とか似てるのかな?』
『何か…性格とかが似るみたいだよ』
『じゃあ、これ読んでから寝るね!』
『私もそうするわ、じゃあ、また明日ね!』
ともりは、電話を切った。
それからひと月が過ぎた5月半ば…
『いいよねー!』
『どこが?』
『毛並み!』
『はぁ…』
二人は図書室に居た。
『私も混ざっていい?』
『あっ、日高さん!』
ともりが言った。
『どうぞ』
ともりよりは社交的なあかりが言った。
『ありがとう!』
日高あずみは、そう言って席に着いた。
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