馬始め

5/107
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
『その子供たちもいっぱい走っているんだね?』 『顔とか似てるのかな?』 『何か…性格とかが似るみたいだよ』 『じゃあ、これ読んでから寝るね!』 『私もそうするわ、じゃあ、また明日ね!』 ともりは、電話を切った。 それからひと月が過ぎた5月半ば… 『いいよねー!』 『どこが?』 『毛並み!』 『はぁ…』 二人は図書室に居た。 『私も混ざっていい?』 『あっ、日高さん!』 ともりが言った。 『どうぞ』 ともりよりは社交的なあかりが言った。 『ありがとう!』 日高あずみは、そう言って席に着いた。
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!