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『私は、白老ゆうか…まぁ、狭いけど入って』
『何か、優しそうだね?』
ともりは、あずみに耳打ちした。
『そうだね?』
三人は、ゆうかの後から部室に入った。
『びえー!』
あずみが奇声をあげた。
『何、どうした?』
ゆうかは、お茶を入れながら言った。
『ステイゴールドじゃないですか!』
壁の至るところに、競走馬のパネルが飾ってあった。
『この馬、めちゃくちゃ格好いい!』
ともりが言った。
『それは、ディープインパクトでしょ!』
あかりが、呆れたように言った。
『キンカメさんもいる!』
『キンカメ?』
『キングカメハメハ(笑)』
『競走馬、好きみたいね?』
『はい!』
『じゃあ、来週の土曜日に…また、ここに来て?』
『えっ?』
三人は、顔を見合わせた。
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