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そして、勘解由小路は、議事堂の会議室で暇をもて余していた。
リリスが生み出した二人の夢魔は、今じゃ現実社会に生活の基盤を移し、平和にやっているんだろうな。
まあ厄介だったがリリスも女だった。
なら真琴に敵う訳がない。
だって、マコマコは最強で最高のエロ蛇ちゃんで。
大人しく留守番してるよな?
浮気?それはない。砕けた二の腕はもう治ったし。
本当にしてないよな?今じゃマコマコの夢魔的性質は完全にコントロールされてて。頼むぞほんと。
あれから3日で計400回子作りしたんだ。
リリスとは浮気じゃないし、マコマコは何も言わなかった。
何か凄い噛まれたけど。
ふと周囲を見回すと、委員会の会合で、先輩議員達はどいつもこいつも産後の肥立ちの悪いお母さんのような仏頂面で、配られた資料を見つめていた。
「何か?ありましたか先生?」
隣に座っていた党の幹事長が言った。
「ん?いや別に」
「余所見はよろしくないね。新人議員は何かとプレッシャーがあるだろうが」
「問題ない。気にせんでいいぞ」
「ならばようございました。猊下」
凄い小声で言われた。
忘れてたよ。こいつもトキの走狗だ。
「ア♡」
ふと、けったいな声が聞こえた。
昨日散々聞いたな。幻聴か?
「ア♡」
いや違う。勝手に着信音変えたな?
携帯を開くと、真琴からメールが来ていた。
がたりと立ち上がりかけた。
メールには写真が添付されていて、こんなことが書かれていた。
今日は暑いですね♡汗かいちゃいましゅた♡
画像をずっと見つめるおっさんの姿があった。
白ワイシャツにノーブラ。紐パン丸出しでベッドに座って背伸び。ハアハア、シャツのポッチはどうしたのかなあ?
即返信した。
ポッチとは何のことでしょう?
ベッドに仰け反りエロ顔した最高の人妻の写メがあった。
指で挟んだピンピンの先っちょは?どうしてそんなになっちゃったのかなあ?おっぱい丸出し♡堪らん。
旦那様のことを思うとこうなっちゃうんでしゅ♡
エロ妻のランクアップがあった。
真琴は、どうやら俺にエロ写メを送るまでになったらしい。
「何をハアハアされているのでしょうか?猊下」
一人だけハードな無酸素運動したみたいなエロ議員の姿があった。
「ア♡」
グオン。開いた写メには、大きく足をご開帳した母ちゃんが、パンツを脱いで核心的な部分を手で隠したエロ写メがあった。
AKIKOの黒い瞳を聴くとこうなっちゃいまちゅ♡
ところで写メを撮影しているのは三田橋さんだったがどうでもよかった。
すぐもどるる。
「アアン♡」
待ってまちゅ♡
もう我慢出来ずに馬鹿は立ち上がった。
「突然だが!お前等揃いも揃ってウダウダと何をやっている!エネルギー問題だと?!そんなのは簡単だ!お前等異世界って知ってるか?!そこはアースツーと呼ばれていて、つまりだな。アースツー、ツー。ーーツーツーレロレロ。あとは資料を読め!俺が次世代エネルギープロジェクトの先頭に立つのに反対の者はいるか?!」
「意義なし!」
「よし!あとは頼むぞ幹事長!じゃあ俺は帰る!」
いきなり消えた。どうしょうもない国会議員が。
「ただいまああああああああああああああああああああ!帰ったよマコマコ!永遠のエロマコマコ!」
ベッドの上で、パンツを握り締めたエロ妻は、裸ワイシャツでおっぱいをさらけ出し、夫に向かってこう言った。
「この愛は、貴方のものでちゅ♡」
「ああああああああ!AKIKOのラブ・ミー・オア・リーブ・ミーが聴こえていて!パンパンになったおっぱいが!何でそんなトロ顔してるの?!朝までしたじゃないか!」
「さっき出てきてしまいました。可能性の再充填をお願いしまちゅ♡」
「ハアハア。ハアハア。出てきた?出てきちゃったのか?ーーどれが?」
「これでちゅ♡」
「ああああああああああああ!くぱあマコマコいただきまああああす!」
「アアアアアアアアアアアアン♡愛ちてまちゅ♡降魔さん♡赤ちゃん♡赤ちゃん♡」
まあこんな感じでこいつ等の日常は、いつもと変わらず過ぎていったのだった。
了
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