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ひええええ!遅刻遅刻〜。
校舎の廊下を勢いよく走る1人の女子生徒。
急ぐあまりに…。
「ぎゃっ!」
「わあっ!」
由弦とぶつかってしまう。
「いてて…」
「大丈夫ですか?」
由弦は、尻餅をつく女子生徒に手を伸ばした。
「ごめんなさい。急いでて…ケガしてないですか?」
「大丈夫です。あの…急いでいるのに、ごめんなさい。特進クラスって、どこ行けば…?」
「特進クラス?えっと、この廊下ずっと歩いて、突き当たり右に特進クラスこちらって書かれているから、そこへ行けばいいよ」
「本当!ありがとうございます」
由弦たちは、お礼を言って、急いで向かった。
女子生徒も急がなきゃ行けないが。
はう〜。さっきぶつかった人、めちゃくちゃイケボ。顔見れなかったし、制服もマントで隠れていたから見れなかったけど…カッコいい!
由弦は、男子と勘違いされた。
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