第1話 新たな出会い

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ひええええ!遅刻遅刻〜。 校舎の廊下を勢いよく走る1人の女子生徒。 急ぐあまりに…。 「ぎゃっ!」 「わあっ!」 由弦とぶつかってしまう。 「いてて…」 「大丈夫ですか?」 由弦は、尻餅をつく女子生徒に手を伸ばした。 「ごめんなさい。急いでて…ケガしてないですか?」 「大丈夫です。あの…急いでいるのに、ごめんなさい。特進クラスって、どこ行けば…?」 「特進クラス?えっと、この廊下ずっと歩いて、突き当たり右に特進クラスこちらって書かれているから、そこへ行けばいいよ」 「本当!ありがとうございます」 由弦たちは、お礼を言って、急いで向かった。 女子生徒も急がなきゃ行けないが。 はう〜。さっきぶつかった人、めちゃくちゃイケボ。顔見れなかったし、制服もマントで隠れていたから見れなかったけど…カッコいい! 由弦は、男子と勘違いされた。
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