Another side 石橋編

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Another side 石橋編

今日から新しい教師が入ってくる。俺が担当だ。24歳か、俺より3つ下だな。あ〜可愛いやつがいいな。俺は正直バイだ。だが生徒に手なんか出さない。女にも男にも困ったことがなかったが、女子もいねーし、顔がいい教師が多いが全員タチだろ。最近は自分の片手がお供だ。こんなこと言ったらクズだが、正直誰でもいいから抱きたい。新しい教師にかけようとおもう。 ガラガラ  「初めまして!今日からこの学校に勤めさせていただきます。板垣と申します。国語を担当しています。ご指導どうぞよろしくお願いします。」 そう言って笑った板垣永遠をみたが、期待以上だった。一瞬息を止めて見惚れてしまった。他の教師も同じことを考えているんだろうな。全員見惚れていた。色素が薄く薄い茶色の目、サラサラな髪の毛、透き通るような白い肌、薄い身体。完璧だった。それに加えて笑うと人懐っこく緊張しているのかほんのりピンクになった頬。 これは、上等だ。今すぐ抱きたいくらいだ。 案内をしている最中、彼女がいないこと、どこの大学だったなど色々きいた。全部丁寧に、笑顔で受け答えしてくれて、らしくも無く、胸が高なり何故だかわからないけど満たされた。 そして、ふと、学校のことも喋っておこうと思い、  「あぁ、そういえばこの学校はカースト制で、女子との関わりがほぼなく8割が同性をそういう目で見れる奴らだ。しかも生徒といっても高校生は大人に近い。そしてお前細いしすぐ力で負けるぞ。襲われるなよ。」 というと、驚くことに 永遠「え?そうなんですか?思春期ですもんね。でもまぁ、僕どこにでもいそうな顔だし大丈夫ですよ。」 と、まさかの自分の容姿に無頓着、そして、襲ってくるかもしれない奴らのことを思春期で済ませやがった。はぁ、こいつのこの先が不安だ。そして、案内が終わり板垣の部屋まで送り届け今日のところはさよならした。 そして別れたあと1人で、さっきの板垣との会話などを思い出していた。 あいつ、女にもモテるだろうし、童貞では無さそうだが、話を聞く限り処女だろう。正直タイプだし、話していてとても落ち着くしみたされる。初めては俺がほしい。今までは適当に女であろうが男であろうが、誘ってきたやつを抱いていた。だから、ほしいと思う感情は初めてだった。だがそんな初めての感情も不思議と嫌じゃなかった。
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