蛇の求愛

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「な、何を…?」 「あぁジョギング?」 「本当朝から猫ちゃん元気だね…」 ご機嫌に尻尾を揺らしながらぺたぺたとクローゼットまで歩いて向かって着替える。 さて顔洗って、歯磨きだ。寝巻きを洗濯機にぶん投げてから歯磨きしてる途中で蛇が尻を揉んできたからその不埒な手を尻尾で何度か叩いて制止させる。邪魔すんな。 歯磨きして気分がスッキリしたから早速外へと向かう準備をする。 蛇達は朝から動く気力が無いのか呑気に茶ぁ飲んでやがる。ジジくせー。 「君が元気なだけだよ。猫ちゃん。行ってらっしゃい」 『ん。』 玄関まで見送られ口付けられてから外へと向かう。 さて今日は何処まで走るか。 「あの尻と胸はエロいな。ムチムチして堪ら…痛い!!」 「だから俺の猫ちゃんをそう言う目で見るんじゃねぇ。」 「っあれは狡いでしょ!?兄さんだって猫ちゃんが歯磨きしてた時にお尻揉んでた癖に!」 「そら俺は俺の猫ちゃんだから良いんだよ。」
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