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虎の求愛
家に戻ると蛇達がいなくなっていた。
弟が家に帰るのを送りに行ったか?
買い物してくると書置きが残されていたのでそれをじっと暫く見つめてから風呂場へと向かった。
サッパリした俺はごろりとソファーに寝転がる。
どうせ今日は休みだしジムに行くかそれとも道場…
うつ伏せのまま雑誌を見つめユラユラと尻尾を揺らせば身体に重みを感じた。
『重い…』
「ただいま俺の可愛い猫ちゃん」
顔中にキスされて唸る。
スキンシップがやたらと今日はウザイ。
弟がいたからってマーキングしてくんな。
「…あーお風呂入っちゃったか。入れてあげたのに。」
『ばーか。…んんっ』
何やら蛇の手が服の中で蠢く。
昨日お預けされたのがそんなに堪えたのか少し性急な気がする。
胸を揉んだり乳首への刺激が少し強め。
まあ痛いって程じゃねぇけど…
いつもが優しい位だからたまには悪くない。
『あっあぁっ…んんっ』
「忠義…」
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