虎の求愛

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は。 いつの間にやら眠っていたらしく俺は何ともいやらしい夢を見てしまっていたみたいだ。 恐る恐るズボンを捲る。 …どうやら軽く反応はしているものの辛うじて出してはいなかった。良かったセーフだ。 軽くホッとしてから今の状況に俺は一気に顔を赤くする。 なんて夢を見てんだ俺は…! 欲求不満だからと言ってもあんな夢まで見なくても良いだろ! 尻尾でバシバシとソファーを何度か叩いて落ち着かせるとガチャガチャと外から鍵を開ける音が聞こえる。…2人分。 アイツの弟はまだ帰らないのか。 場所を変えて寝室に向かい布団をかぶり丸くなる。 グルグル唸る俺を寝室で見つけた家主が近づいてくる。 俺は目を光らせてそれを布団の隙間から見つめる。 「ただいま猫ちゃーん?あれご機嫌斜めだね?置いてったのがご不満だったかな?」
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