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ガブッ
伸ばしてきた手に噛み付いて布団の中から睨みつける。
「痛い痛い。どうしたの先輩?」
本人は関係ねぇが夢に出て来たのが悪かった。
俺をあんなにめちゃくちゃにしやがって…
しかも寸止めで俺を焦らした。
目をギラギラさせて睨みつければ俺の目に欲が篭ってる事にやっと気がついたらしい。
「忠義?…あ」
「兄さーん猫ちゃん寝てた?」
「まぁ…猫ちゃんだから。」
俺は顔をそっと隠して潜る。
頭を撫でていた手を取りぺろぺろと蛇の指を舐めてしゃぶり、甘噛みする。
寄越せ。
「っ…」
「兄さん?」
「ガブ…お前親父から言われたけど最近修行怠ってんだって?」
「えっ!?な、なんでそれを」
「…さっき親父から電話きた。そろそろ迎えに来るって。」
「えー?!」
叫んだと同時にインターホンが鳴ったから慌てて弟が逃げる様に家から出ていった。
その瞬間布団に潜り込まれて深く口付けられる。
朝のとは違う性欲的なヤツ。
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