虎の求愛

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ボタボタッ 『…ん?』 「甘えん坊エロ猫ちゃん最高…」 は? 第三者の声に思わず俺まで固まってしまう。その声は先程まで聞いていた声の主でさっき部屋から出ていった筈じゃ無かったか? 鼻血を垂らした気持ち悪い弟に俺を組敷く蛇がビキビキと血管を浮き上がらせる。 「テメェ帰ったんじゃ無かったのかぁ…あ?」 「い、いやいやいや忘れ物をですね?!」 『んッ…』 アイツが俺を労る様にゆっくりと抜いた途端とろりと中から溢れる。 今日も多いな… 全く俺で興奮し過ぎじゃねぇの? 尻尾をパタパタさせて顔を赤くさせる。 「っそう言う可愛い顔を他の奴の前でしないで!」 「何何どんな顔?!」 「見るんじゃねぇクソガキ消えろ!」 死角になっていたようで弟には布団に潜り込んだ俺は見えなかったらしい。 「猫ちゃんのエッチな所全部隠れてた。残念…」 「言いたいことはそれだけか?」 「あ。」 数秒後、1匹の蛇の断末魔が聞こえたけどしらね。 俺をそのままシーツで包んだまま風呂場へと向かう蛇。 『別に男の体だろうが』 「俺が許す訳無いでしょ!俺のだって自覚持ってください…」
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