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「先輩早く帰りたい~!」
『寝言言うな…』
お前らは勉強しなくて良いんだからこっちの身としては羨ましい。
「え?じゃあ今度は先輩と一緒に旅行行きたいな。」
『そうかよ。』
「うん。早く会いたい…忠義」
蛇が寂しそうに俺の名前を呼ぶ。
ちょっと弱ってる声だな、これは。
『ラファ…後ろにいる奴等が呼んでんぞ』
「っまた電話するから!出てよ!?」
『…起きてたら』
「っ先輩たまには夜更かししてよ!」
自動的に22時には眠くなる身体だからな…俺の身体は。
昼休みの電話には出てやって。
学校終わったら道場行って稽古して。
沢山動いたからかそのまま風呂入った後は眠くてベッドに足が進んで就寝。
勿論蛇の電話は出ずに眠った訳だ。
「あ~先輩寝ちゃった!先輩~!」
「…お前ジジイと付き合ってんの?それともババア?」
「至って健康な1つ上だよ…寝顔見たい!声聞きたい!」
「あーめんどくさい。ラファの癇癪始まった。」
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