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「また会ったな。猫ちゃん」
またナンパしてきた蛇がやって来た。
今度は数人で蜥蜴とか小型の鰐…?
「今まで猫ちゃん楽しんでたんだろ?彼氏と」
「俺達とも遊んでよ~」
『キメェ』
態々男の俺に関わんな。
喉を鳴らして威嚇すると奴等は愉快そうに口笛を鳴らす。
最近喧嘩もしてなかったしなぁ…
『その可愛いって言ってた虎に噛み殺されねぇように精々楽しませろよ?』
俺はどうでも良い相手には容赦しねぇからな。
余裕そうな男たち相手に対峙して睨みつける。
5人くらいなら余裕だわ。ばーか。
蛇程じゃねぇけど俺だって空手有段者で通ってんだからただ喧嘩やってる奴らとは差があんだよ。
その代わり後で親父にバレねぇようにしないと。
近くに居たやつを殴り飛ばしてから拳に付いた手を舐めて笑う。
「…ヒィッ」
「こ、こいつまさか…」
『おらさっさと来いよ。』
こっちは時間あんまりねぇんだよ。
早くしねぇとアイツ来ちまうから。
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