悪魔の様な後輩

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俺よりも10センチくらいデカい男はニッコリと笑ったまま言う。 「まあ俺は先輩気に入ってるから倒したりしないから安心して下さいよ」 …まるで自分が勝つのが当たり前みたいに言いやがる。 「相手してやるよ」 「…えぇ?本気?」 蛇が顔を顰めた。 「俺好きな子いじめる趣味ねぇのに…好きな子はグズグズに甘やかして依存させたいタイプなんだけど…」 「あぁ?ごちゃごちゃ言ってねぇで放課後!一人で来いよ」 「…言われなくたって一人で行きますよ。やれやれ…」 ため息をついて蛇は自分の教室へと帰って行った。 なんだよアイツ… 「織田、アイツに気に入られちまったんじゃないの…?蛇ってすげぇ嫉妬深いし執拗いから気を付けなよ?」 「ぶっ飛ばしてそんな事言えなくしてやる。」 俺は軽く腕を回してやつの後ろ姿を眺める。 ふぅん、中々骨のある奴が来たもんだな? 「楽しみになってきた」 「っほんと織田って性格悪い!」
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