悪魔の様な後輩

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俺は踵を返して部屋に向かうとそれに習うように付いてくるくそ蛇。 「…おい」 なんで部屋まで付いてくんだよ。 「先輩のお義母様が先輩の部屋で待っててって。実は今日は手続きだけで明日からなんだよね。」 「っじゃあなんで乗ったんだよ!」 「ん?先輩とドライブデートしたかったから?」 「…はぁあ」 本当にこいつ… 無造作に学校のカバンをそこら辺に投げて制服を脱ぎ捨てる。 「えっちょっ先輩…」 「あー?」 なんだよ。 上着を脱いだままくそ蛇を睨みつければ仄かに顔が赤くてなんだか俺もそれに気を良くしてニヤリと笑う。 「変態だな。お前」 もしかして俺の裸見て興奮したのかよ? 意地悪で言ったつもりだった。 が、図星だったのだろうふるふると震えるこいつに俺はしまったと思ったがもう遅い。 「っ忠義…!」 「っ…おい!?」 感極まった奴に思いっきりベッドに押し倒されて俺は目を丸くさせる。
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