てるちゃん 最終回

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てるちゃん 最終回

7293476a-3c11-44d8-b9c1-a2e95e143f88 9bd6d69f-52dd-4084-aa99-365a97c23c5e 2a20a53c-16e0-4f50-8016-3791d7f599eb お前ら、全員ぶっ殺すぞ、こらあぁぁ! eae86f92-04c4-4a91-bb4f-8964cc2dabbd  てるちゃんですっ!  わわわわー(*´∀`)ノ  どうも。  なんか、ごめんなさい。  まさか、クロちゃんで始めるとは、自分でも予想外でした。  いやぁ、このページ、とっくに公開してるもんだと思ってたら、書いてから公開するの忘れてました(|||´Д`)  前回から間延びして申し訳ないです_(._.)_  ちなみに、1枚目の写真は、わたしも羨ましくて削除しようかと思いました。  ゲリラ豪雨に襲われたらいいのに。後ろの雲、雨雲になぁれ(*´∀`)ノ  最近、仕事で疲れてます。  荒んでおります。心が。  ぷっちょ食べよう。  アンガーマネジメントとして、6秒待ってみるというのは、有名ですよね。  もうひとつ、開発しました。  ぷっちょ食べたら、誰でも怒りが収まります。  こちら、厚生労働省でも本日お墨付きをもらいました。  嘘。  本題に参ります(はよ参れよ)。  キレるけど、人情に厚い面を見せたてるちゃん。てるちゃんの人情に笑顔を見せ始めたカバ。  一件落着!  ぱちぱちぱち(*’ω’ノノ゙☆パチパチ  と、思ったのもつかの間。  てるちゃんの最後の敵が立ちはだかりました。    当時の有心ゼミナール断トツの美女、Hさん。  このHさんの中学生には思えないほどの妖艶ぶりが、てるちゃんを狂わせました。  なんというか、このHさん。今どうなっちゃってんだろと心配になるほどエロかったのです。  露出が高いとかじゃなくて、なんというか、所作の全てが艶かしかった。授業中はいつも指が唇に触れていて、なんとも田舎の中学生にとっては、未知の世界でした。 0da411e3-f495-470c-a3b0-e20453765a49 授業中こんな感じ  それでいて、頭も良い。  ちなみに、わたしの友達である聡一郎くんが、何を思ったか5分休みに告白してフラれ、次の授業中に動揺しまくって信じられないくらいシャーペンの芯を折ってました。  ボキボキバキボキボキ。と。  告白は計画的に。  なんやかんかで、ヤンキーあがりの熱血教師てるちゃん。おそらく彼女はいなかったはず。(有心の先生はたぶん年中無休でしたし)  このHさんの魅惑に、てるちゃんはタジタジでございました。 「おおっし、次ぃ、H!」  順番通りにHさんをあてるてるちゃん。 「ん、ごめん、ちょっと……待って」  何故かタメ口のHさん。 「少し待ってくださいじゃろがぁ、こらぁ!」 「……ごめん、ごめんなさい。ちょっと……待ってね」 「おう! よおし!」  ……( ゚д゚)  なにが「おう! よおし!」なのか。  思いきりHさんのタメ口は変わってない。が、若干気まずそうに腕を組み、Hさんの準備を待つてるちゃん。完全に妖しいフェロモンに侵されていました。  正解リレーという恒例のコーナーがありました。席順で答えていき、○×問題のクラス全員連続正解を目指すというもの。その時も……。 「よぉし、次ぃ、H! 今20問連続正解できとるぞ!」  この正解リレーは、楽しいながら、なかなかプレッシャーがかかるものでした。わたしも楽しみつつも、順番が来るのをドキドキしてたのを思い出します。  ですが、そこはモテるし勉強も運動神経も良いHさん。あまり気にもしていなかった気がします。 「うーん、まるぅ」  一瞬てるちゃんの顔が歪む。  あちゃー、途切れたぁ。そう皆が思った瞬間……。 「惜しいぃ! ×や」  ま、○×問題で惜しい……だと( ̄□ ̄;)? 「ごめん、な、さ、い」  なんとも妖艶すぎる謝り方と上目遣いで攻めるHさん。 「よしっ、次ぃ、椛島ぁ!」  ええええぇぇぇぇ(|||´Д`)  途切れたやん。今、Hさんで途切れたやん。  みんなが呆気にとられる中、よりによってHさんの隣はカバ。 「○です」 「バカもぉぉぉん!! 途切れたやろがいっ!!」  そんなバナナ( ̄□ ̄;)!!  この時のカバの心境やいかに……。    そんなこんなで、個性際立つてるちゃんをはじめとした熱血先生たちの授業を夜中まで受けながら、わたしたちは高校受験に臨みました。  有心ゼミナールの先生たちは各高校に始発に乗って陣取ってくれていました。 「頑張れっ! 必ずできる!」  一人一人に熱いエールを送ってくれました。すごく力になったのを覚えています。  その後、受験ですから残酷にも落ちてしまう生徒がもちろんいます。有心ゼミナールの先生たちは、合格発表の場にもいて、落ちた生徒を強く抱き締めていました。  こうして大人になって、中学生であれだけ頑張ったのは今でも力として根づいていると思います。それは、てるちゃんを始めとするあの有心ゼミナールの先生たちに引っ張ってもらったから。  先日、ネットで検索したら、有心ゼミナール最後の塾長はてるちゃんだったのを知りました。  立派に大人になりましたよ、といつかお伝えできたらいいな。  大人は色々大変なことがある。  でも、頑張れば何とかなる。  そして、なるべく若い頃から頑張れるだけ頑張っていると、後に待ち受ける困難も乗り越えやすくなる。  最近、そんなことを思って、ふと、このてるちゃんを思い出し、エッセイに書いた次第です。  さあ、皆さん、1日1日頑張りましょか(*・∀・)!  おしまい
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