ネジが外れていた時代4

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ネジが外れていた時代4

 今日、目の前で少年が自転車でコケたから、「おぉ、大丈夫?」って、起こしてあげようとしたんですけど、少年は「ふふ」って微笑して、ヤクルトレディさんのような所作で自転車に跨がり、そのままどっか行っちゃいました。  ちなみに、その後、公園のベンチでおじいちゃんがキンプリのシンデレラガールを口ずさんでました。 注釈:もともとここにぺこぱ松陰寺さんの画像ありました。是非、ご想像をば。 令和の新しい価値観がもうそこまで来てる!  世の中が平和であってほしい。  以上、報告でした。  ということで、ネジが外れていた時代4です。  4……いつまでプライベート明かし続けるんだ。  うははー  横浜まで、かっこよおじいちゃんドライバーさんが送ってくれました。 「達者でな」  達者でな、という言葉はかっこいい。すごく思いましたが、たぶんあれ以来言われたことないです。  それよりなにより。  むっちゃ夜中。  いや、大丈夫。  おら、友達いるっちゃ。  福岡から東京さ来たお友達たくさんいるっちゃよ.゚+.(・∀・)゚+.゚  プルプルプルプル 「…………ぁい?」  最初のお友達。三浦。  寝てましたアピール全開です。 「山城だよ」 「……おう、どした?」 「家どこ?」 「……………………知らん」  知らん  沈黙の後の、知らん  おそらく、嫌な予感がしてからの、ATフィールド全開。  これ以上に突破が難しい壁はありません。 「知らんことないっ!」  ATフィールドをこじ開けようとしました。  切れてました。電話。  横浜の夜空に響いた、知らんことないっ! が空気に溶けていきました。  ちっ、三浦とは絶交するとよヽ(`Д´#)ノ (三浦は痛くも痒くもない)  プルプルプルプルプルプル  友達はたくさんおるとよ.゚+.(・∀・)゚+.゚  次は、古賀しゃん。  プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル  出らん(|||´Д`)  三人目、バッチこーい!  長崎。  プルプルプ…… 「はい」  早いっ! 起きてるっ!  慎重モードに切り替える木緑。 「あの、高校で同級生だった山城です」 「着信出とるから分かっとうよ。どしたん?」  話も早い! さすが英語190点の男! 「東京来ててさ、J大やんね?」 「うん、四ツ谷におる。分かる?」  なんと、聞き出さずとも住所をっ!  手応えあり! 注釈:もともとここにメイプル超合金の画像ありました。 「じゃあ……行くわ」 「むり」  ……ん( ・∀・)?  静寂の携帯電話。 「もちょっと経ってから行くわ」 「いや、むり」  ……ん( ・∀・)? 「なんでえ、隆児、会いてえよ(ほんとは3番手)」 「今、彼女おる」  ……ん( ・∀・)? 「やけん、今、彼女おるけん。やから、むり。明日ならいいよ」  ……ん( ・∀・)? ん( ・∀・)? 「彼女できたん?」 「おお」 「おめでとう」 「おお」 「彼女さん、おってもいい……」 「むり」  くい気味の、むり。  またもやATフィールド全開。 8e2d9ac6-c30c-4dee-8286-1c0a2503eeb4  うおおぉぉぉぉぉぉ! 「んじゃ行くね」 「むり」 注釈:もともとここに小梅太夫いました。 チッキショー! 「なあなあ、エロいこと、するん?」 「死んでしまえ」 「死なん!」  終了  (後日会いました。彼女さんも)  その後、ぜはぜは言いながら友達に掛けまくりました。  そんな中、仏の八江くんという友達(10番手くらいなので、そこまで親密でもないという)が、千葉の稲毛というところに住んどる、と。  いいよ、と。  迎えに行っちゃろうか?と。  神!  感謝の気持ちを伝えたいので、カップ麺を五個お土産で買って待ってました。(なんだ、それは) 「ごめん、待たせた」 「八江くーん!」  わたし、八江くんに抱きついてほっぺにチューしました。優しい八江くんが苦笑いで嫌がってました。カップ麺を贈呈すると、優しい八江くんは苦笑いでありがとうって言ってくれました。    ちなみに、わたし、友達は多かったのですが、高校時代もぶっ壊れてました。  階段の上から「どすこーい」と言って、全力でクラスメートを落としていく遊びに興じておりました。  ○○は、▲▲が好きです、という偽文春砲メモをクラスに回したりしてました。  体育で残り2分を切ったら相手チームに寝返るという、離れ業をやってのけていました。  みんな夜中のわたしからの電話に恐怖を感じたそうです。  みんな、あの頃、めんご。  大人になったーよー。    そんな度を過ぎたいたずらっ子のわたしを、わざわざ車で迎えに来て泊めてくれる八江くん。 「しばらく、おってもいいよ」  神!!  入った八江くんの家はまさかの2LDK。 「そこの部屋、自由に使って。布団も全部あるから、出すよ」  八江くんに抱きつきにいきましたが、苦笑いで避けられました。 「八江くん、彼女おらんの?」  バカか、お前は( ・∀・) 「おらんよ」  八江くん、うっとおしそうでした。  八江くん、あの時、めんご。  かくして、仏と神のハイブリッド、八江くんの優しさで寝床を確保した山城木緑。  そしてこれが、八江くんの予想を大きく越える東京(千葉)ロングステイの始まりとなりました。    ダメだ、長い・・・(;´Д`)  全然、時が進みませんですね。  てか、これ読んでるより、もっと他に意義のあること、ありまっす。  みんな、目を覚ますんだ( ・∀・)ミナ、キヅクノダ  ていうか、木緑よ。小説を書け。  ごきげんよう❗  進まず、めんご。
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