エロメ会議

1/1

44人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ

エロメ会議

 はい。  おはヨーグルト。  Wikipedia→おぼっちゃまくん→茶魔語をご参照ください。  ヤバい。死ぬほど眠い(。-ω-)zzz  何故か一睡もできませんでした。今週休みなしなのに。ピンチ。  あまりに寝れずにクローゼット漁ってたら、人生で初めていただいたラブレターが出てきました。 『ずっと、ずっとずっと、好きでした』  こうやって文章を書いていると、この一文がすごく素敵なのが分かる。中学生でこれは素晴らしい。というか、気持ちのままに書いてくれたから、こんな素敵な一文なんだろうなぁ。だから、取っておいたんだろうなぁ。  なんだか泣けてきました。  どこかで幸せにしているかい?  ふと、気づいたら朝でした。  眠くて泣けてきました。  ということで、始まりました。  読んだらダメなエッセイです。  ここからは題名通りのテンション。  あ、今日は注意点がひとつあります。  今回の話はかなり昔のお話です。  昨今のコンプライアンスや道徳観念と当時は違うかったので、そこだけはその時代感覚でお読みください。 ※あぁ、ハリスが日米修好通商条約迫った頃くらいの話ね、って勘違いしてもらえると幸いです。    はい、題名。  エロメ会議。  もう、文字だけ見てもセカンドインパクトです。  実際にあった会議のお話。  小学校五年生の頃、クラスに「エロメ」というあだ名の同級生がいました。  文字通りエロい目をしていたから、そんなあだ名がつけられました。  んでも、いじめられてるとか、そんなんではなかったんです。素朴につけられたあだ名でした。からかわれることはあったけど、普通に遊んでましたし、みんなでやるサッカーにも必ずゴールキーパーはエロメでした。  そんな、田舎に訪れたとある日の帰りの会(ホームルームのこと)。  先生が鬼のようにわたしたちを睨みつけていました  おお、怒っとる。  おお、燃えとる。    クラスのみんな、先生がスーパーサイヤ人になったんかと思っていました。もしくはアルコールランプ。  先生、帰りの会で激しく黒板にチョークを叩きつけました。 『◯◯くんのあだ名について』  と、書きました。いや、書きなぐってました。チョークが粉々になってたの覚えてる。  先生、くるりと振り向き、言いました。 「先生は怒っとうとよ!」  実にシンプルな開会宣言。  要は、エロ目なんてあだ名を先生は許さない、と。  良い先生ですよ、ほんとに。  ただ、わたしたちはまだ五年生。  普段呼び慣れているエロメに、何故そんなに怒っているのか、という温度でした。  難しいんですけど、わたしたちは『エロメ』という感覚、先生は『エロ目』という感覚、だったんですね。  なので、今思えば、嫌な予感しかしない会議が始まりました。 「○○くんの新しいあだ名をみんなで考えようよ」  先生はそう言って、にっこり笑いました。 「先生が黒板に書いていくから、じゃあ、前からみんなひとつづつ挙げていこう」  ぽかーんとする五年生30人くらい。  先生が、 「はい、じゃあ、○○さんから。何か良いあだ名あるかな?」  と、問答無用でエロメ会議の火蓋が切って落とされた。 「……うーん、し、しらちゃん……」  一発目の大役を無難にこなす中野さん。  先生は、うんうんと、とても喜ばしそうに頷いて、『しらちゃん』と黒板に書いていく。興奮しているのか、字が大きい。そんな大きさで書いちゃったら、書けてあと8パターンくらい。わたしはそんなことを思っていました。 「じゃあ、○○くんは?」 「えっとぉ、しらちゃん」 「はい、次、○○さん」 「うんとぉ、しらちゃん」  小学五年生にとって明らかな準備不足から、圧倒的なしらちゃん人気が続いていく。  ここまで、黒板に書かれたあだ名は『しらちゃん』のみ。無難に『しらちゃん』で良かったものを、先生、ここで欲張る。 「うーん、他に無いのかなぁ? 寂しいなぁ。じゃあ、次、小柳くん」  小柳ケイくん。  クラスの人気者である。  欲張った先生と、おもろいことを言えるケイくんが順番という化学反応がここで事件を起こす。 「エロエロメ」  ぶっはーー  五年生一同大ウケである。  だが、その盛り上がりは、一瞬にして朝4時の静けさへと変わった。  パシーーーン!  先生がケイくんをビンタし、 「Ф◆★#§▷▩▣◉◁あぁ!!」  と、翻訳こんにゃくでも訳せるかどうか、という奇声をあげたのだ。 0dd880d7-afa3-4bab-903e-b065bad100c9  残念ながら、食べさせる隙も勇気もないんだ、ドラえもん。    しぃん、と静まり返る10歳児たち。バトル・ロワイアルでも始まるのだろうか。という静寂である。    あ、  仕事だ。  次回に続きまっする。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加