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「晴斗ー、もう朝よー」
またこの夢だ
一体あの女の子は誰なんだ
それにこの夢を見た後は何故か懐かしい感じがする
遠い昔に会ったことがあるのだろうか
いや、小さい頃からの幼なじみなんて思い当たらない
しかし何故そんな俺がこんな変な夢を見るんだ?
この夢はいつも手はすり抜け、顔は見えず、最後の言葉も聞き取れない
それがとてももどかしくてたまらない
そして不思議と心臓の脈が自分に聞こえるくらいにバクバクしている
今まで経験したことの無い不思議な感覚だ
これが恋なのだろうか
まさか会ったことも存在するかもわからない人に恋をする訳ないだろう
なんて考えながら朝の支度をしていた
そう、
今日は高校の入学式の日なのだ
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