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「あのお母さん これからどうするのかしら・・・」
「さぁ それを決めるのも本人ですからっ」
男は仮面を被ったまま サンドイッチにパクつく。
「・・・あなた、それどうやって食べてるの・・・?」
「どう食べてると思います?」
「・・・エスパー」
「では・・・モグモグ・・・そういうことに・・・モグモグ・・・しておきましょう。しかしあそこのお店のサンドイッチは絶品ですねぇ♡国産合挽き肉100%のハンバーグとパンの相性がこれまた♡あ、これ紘汰さんのアイデアだそうですよ。」
「・・・あれ?」
パンに染み込んだコクの深いソースが、わずかにはみ出た。
「・・・デミグラスソース・・・」
「ねぇ 聞きたいんだけど。」
「はい?」
「売られる前の記憶が残ってるのって・・・売った張本人だけなの・・・?」
男は最後のひと口を放り込むと ニヤリと笑う。
「作者様のご想像にお任せしますよ。なんたって ここは貴方が作り出した世界なのですから。」
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