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「邪魔なんだけど。」
そう口にした美少年は、苛立ちを惜しげもなく顔に出し、ポカーンとしていた私に終いには、手でシッシッと払う仕草をする。
ムカッ。
「もっと言い方ってもんが…。」
その時、少年が手にしていたルーズリーフの上部に書かれていた日付が目にはいる。
◯年5月
ん……………。
2年前?
「少年、今何年?」
すると少年が「はぁ?」と言う顔をするが気にしないことにする。だが次の言葉に驚きが止まらない。
「◯年でしょ。」
はーーーー!?
驚きに叫ぶが煩いと直ぐに少年に叩かれる。
痛い。
夢じゃない。
私は、どうやら2年前にきたらしい。
夢なら覚めてくれ。
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