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しかし、俺は何故か今告白されている。
好きな女のコがいるって知ってるはずなのに。
しかも告白してくる相手は、親友の太輔。
何故、俺に告白を?なんかの罰ゲーム?
「大我、俺と付き合ってくれ。」
「なに?買い物にでも付き合えばいいのか?」
「そういうことじゃなくって!つまり、
俺とカレカレにならないかってこと。」
「カレカレって何?そんなの頼まれてもならないぞ。」
「つまりこういうこと。」
それを言うと、いきなり俺の頬にキスをしてきた。
「急すぎんだよ、辞めろよ。ってか、正気にもどれよ。」
「あ、理由?聞きたい?今度のゲームのシナリオBLなんだよね?だから、彼氏を作らなきゃいけなくって。」
ゲーム部の太輔は、いつも勝手だ。
「理由を言えなんて言ってない。妄想の中にしとけよ。俺、巻き込むな。」
「でもよ、いいゲームができるようにするって
彼女と約束したから、しょうがねえんだよ。付き合って。」
「は、冗談じゃない、俺だって好きなやついるし」
「そんなの知ってて頼んでるんだよ、お願いします。大我さん。」
「絶対ムリだ。ほかをあたれ。」
「ほかなんてないんだよ…。」
「俺付き合わないぞ、そんな黒歴史作りたくないし。」
「ゲーム部の部長が、コロナでゲーム作れなかったから、新しいゲームを作ろうって言ったことなんだよ。頼めるのお前しかいないし、な、いいだろ?
俺ら親友なんだし。」
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