あいつのゲーム事情

俺の好きな人は

「親友まで言われると…。でも、できることしかしないからな。」

「大丈夫だって！俺だって彼女いるし。蒼海っていうゲーム好きのやつ。今日だって星の○ビィーの話をたくさんしてたんだ。俺より余裕で頭いいのに、考えてること少しアホなんだよね。」

「ほんとに好きなんだな。」

「…好きだよ。そっちは？」

「演劇部で、この間、悪役を演じることに決まって、最初は嫌がってたんだけど、今は強気で頑張ってる。俺は少しだけサポートしてやったんだ。だけど、なかなかうまく行かなくて…。でも、本人頑張ろうとしてるから俺に何かできることがあったら全力でサポートしてやりたい。」

「確か、お前そいつに一目惚れだったんだよな？」

「そうだよ。でも、叶わない夢なんだ。あいつは先生が好きだから。」

「え？磐田？確かにあいつイケメンだけど
え？ちょっと趣味悪くない？」

「だから、俺が絶対に花乃の心を奪う。…ようにしたいけど…。」

「頑張れよ！あと、俺と付き合うのも忘れずにな。」

「えー、無理なんだけど…。」