彼女が僕のもとにやって来たワケ

シーン１ 僕の好きな女の子

大学1年の春。
僕に好きな女の子が出来た。
同じ基礎クラスの子。
秋。
思い切って告白した。
僕たちは両思いだった。

楽しい楽しいお付き合い…の筈だった。

大学2年の春。
僕は彼女と別れようか悩んでいる。

彼女を嫌いになったわけではない。

むしろ大好きだ。

彼女は「氷姫」と呼ばれている。