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私の番犬くん
従兄弟との波乱があった数日後、菜穂からLINEが来た。
「まじ、彼氏うざいんだけど!」
恋愛をすることが好きな菜穂と友達でい続けるということはこうゆう話をきかないといけないといつことになる。。
大貴が一番古くからの付き合いとしたら菜穂は二番目に古い付き合いだ。
「どうしたー?ご飯食べに行く?」
と、定例文として返す。青葉は一般的には姉御タイプに思われているため恋愛相談や、自慢話をきいてくれるように思われているが、実際はさほど他人に興味がないだけだ。
次の日お昼過ぎから会うことになった。女の子同士おしゃれなカフェに入るのは結構好きな青葉。男好きがばれない写真が撮れるのが毎度ありがたく感じている。
昼からお酒も入っていないのに彼氏の愚痴が弾む。
「だからさぁー、新しい男探そうと思って」
多分探してもまた失敗すると思うぞーという気持ちに蓋をして
「そうなんだ、その方が良いと思うよ!」
女子の9割は同調で納得がいく。
「だから、今夜クラブ行かない?」
??!クラブとは??
「青葉が行くイメージあんまないけど人生経験としてさ(笑)青葉モテると思うし!」
確かにモテるだろう。だってクラブには数少ない清楚系美人だから。だけど、「いやいや、菜穂の方が可愛いから、私あんたに興味なーい」っていう返しを求めているやつだろうそれ(笑)
と思いながら、菜穂なりに傷ついているため付き合うことになった。
「今日は青葉とお泊まりってお母さんに言ってあるから気がねなく遊べるね♪」
あー。初めから行くことは決まってたのね(笑)
となる青葉。
「あ。でもクラブって怖いイメージあるから男友達を番犬につれていかない?」
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