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私って誰?
ご主人「君を選んだ理由だって?・・それって、僕が答えるの?・・そんなのいまさら照れ臭くって、言えないよ!」
ご主人「今頃になって、“君を選んだ理由”を、パートナーでもある私に訊いてくるなんて・・」
君『そうなんだ!・・そりゃそうだよね、特に私でなくても・・他にも沢山いたし、他の誰かでも良かったんだものね⁉』
ご主人「そうじゃないよ、君が素敵だったから・・まわりの誰よりも素敵に思えたから君を選んだんじゃないか・・
分かったよ、言うよ・・でも、話してる途中で、決して笑わないって、約束しろよ⁉」
ご主人「一番の理由わだね? それはだね・・それは君が一番美しかったんだよ!
少し離れて見て居たときなんか、モデルさんかと思ったくらいだよ。
美しいスタイルを維持し続けるなんて・・相当な我慢と辛抱が必要なんだろ⁉
余談だけど、「我慢」と「辛抱」って違うんだって・・知ってた?
それに、付き合い始めたときから、そんなに悪い性格も見られなかったしね。
とにかく、君と一緒にいると楽しくなれるから、不思議なんだな!」
天の声:選ばれた、君って? 一体どのような方なんでしょうかね?
「君と一緒にいると・・」とか、「付き合い始めたときから・・」なんて聞いていると二人は、まるで既に同棲しているみたいですよね?・・
天の声:「ぇえ! 二人って、まるで君が人間のように聞こえるじゃないですか?・・それに同棲って、まるでお互いを男女と決めつけているようだし、それって大丈夫ですか?」
ご主人「君自身が、自分を選んだ理由を私に尋ねて来たから、その理由のいくつかを、答えただけだ・・
君が人間だなんて、一言も言っていないし、女性だとも言っていません。」
天の声:でも、「君」って表現は、人間に使う言葉じゃないですか⁉
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