第一夜

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数秒間の間、玲の体は空に在った。 地表から吹き上げる風の冷たさに玲は目を瞑る。浮遊感は思っていたよりも数倍は気持ち悪かった。 「(成る程、地表14mから飛び降りると寒くなるんだな。)」 そんなことを思いながら、玲は固い地面に向かって落下していく。
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