「ここで抱かせて」

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晴久は彼女の服を背後から好き勝手に乱し、肌を露にしていく。 雪乃は困惑の声を出すものの、晴久にすっかり背を預け、徐々に反応も甘くなっていった。 「晴久さん、ごめん、なさい……」 「……何が?」 「勝手に不安になって、会わないなんて、言って……」 「雪乃を不安にさせたなら、それは俺のせいだよ」 やがて力の抜けていった雪乃を抱き抱え、リビングのカーペットの上へと下ろすと、言葉とは裏腹に彼女を責めるように身体の中を指で弄る。 「あ……」 彼女の表情も、待ちわびていた、と言わんばかりに甘くとろけ、晴久はたまらず、ゆっくりと侵略していった。 「雪乃は何も考えなくていい。ただ俺のそばにいて、我儘を言ってくれればそれで」 「あっ……晴久さんに、我儘なんて、言えなぃ……」 「言えるようにならないと駄目だ。こうして俺の我儘をたくさん許してもらっているからね。雪乃の我儘も聞きたい」 「あっ、待っ……」 カーペットの上で乱れ合い、息をつく暇もないほど雪乃を揺らしながら、晴久は自分の抱え込んでいる彼女への愛を注いだ。 晴久の献身的な行為を受けながら、雪乃は一晩中、彼の愛に溺れていた。
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