「世界一幸せにするつもりだよ」

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見て分かる彼女の好意的な返事に、晴久も笑みを落とした。 雪乃の頬を指で撫で、また手繰り寄せてキスをする。 「ずっと俺の家にいればいいよ。毎日抱くかもしれないけど」 「それは、私は、全然大丈夫です……」 「大丈夫なの? 嬉しいな」 「でも、ご迷惑になりませんか? 私、もちろん同棲は初めてなので、何か失礼なことをして嫌われてしまったらと思うと不安で……」 キスの体勢をひっくり返し、晴久は雪乃の上になった。 彼女の頬を撫でながら、微笑んでいた表情をほんの少し真顔に戻す。 「そんな中途半端な気持ちで言ってないよ。俺はずっと一緒にいるつもりのない人にはこんなこと言わないから」 同じくポカンと真顔になった雪乃。 「……え、あの、それってどういう意味ですか……?」 「そのままの意味だけど。……でも、付き合ってすぐこんなことを言ったら君の両親に怒られちゃうから、もう少し待ってて」 晴久は唇を落としてはぐらかし、言いくるめられた雪乃もそれに応える。 晴久の言葉にドキドキしてまた体が熱くなってきた雪乃と同じように、体重をかけている晴久も彼女に密着し、欲情している視線を向けた。 脚に当たる感触に、雪乃は目を泳がせる。 「晴久さん、これって……」 「……ごめん。 ……俺、絶倫なのかな」 「……ぜつりんって何ですか?」 真面目な顔で聞き返してくる雪乃に煽られ、晴久はまた問答無用で、彼女の身体に沈み込んだ。
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