Terminus et finis【限りと限界】

私の守るべき人達･･･。

扉を開けて入ると私はお祖父様の隣の席に座った。カノンが｢これより継承式を執り行います。継承の儀を執り行います。｣と言った。お祖父様は立ち上がりカノンから上の部分にファミリーの紋章が入っている黒い箱を受け取ると｢ロザンナ・ロレンツィ前に.........。レミオド・バッカラ、アリス・フラネット、レイフェア・コラール、カロタ・セルジ、アルミルド・バッチ、ロバリタ・ボッカ、オルド・エイナウディ、マルコ・テデスコ、ミカエラ・ジーソ、カルロ・スロット、以上10名はロザンナの後ろに1列で並んでくれ。｣そして私は立ち上がりお祖父様の前に行くと私の後ろに10人が並んだ。お祖父様は｢これよりロザンナ・ロレンツィとその守護者にグアルノリングを継承し第15代目ボスとする。｣私はお祖父様から箱を受け取るとお祖父様に一礼して振り返った。そしてみんなに向かって一礼をすると、たくさんの拍手を貰った。その後は食事などを摂る時間になった。私は色々な人に挨拶をして席に戻ってくると｢ボス、今よろしいでしょうか？｣と言ってきた。私は｢どうかしましたか？｣と言うと｢守護者全員で話し合ったんですけどよろしければ自己紹介を致しませんかと思いまして、どうでしょうか？｣｢いい考えですね。しましょうか。｣と話をしているとお父様が｢守護者と話するなら隣の部屋を使えるからな。｣｢お父様、ありがとうございます。ご遠慮なく使わせていただきます。｣と言うと私は守護者達と隣の部屋に行った。
部屋に入って驚いた事に座席にはそれぞれが使っている武器が置いてあった。私達は武器が置いてある場所の席に座った。すると｢よければ俺から自己紹介をしてもいいですか？｣と言われ私は｢いいですよ。｣と応えると｢俺の名前はレミオド・バッカラです。歳は18歳ですけど年下でも敬語はいらないです。俺が使う武器は銃、主にアサルトライフルを使ってます。俺の父親はレオポルド・バッカラです。これからよろしくお願いします。｣私は｢次は私が言います。私はロザンナ・ロレンツィです。歳は17歳です。私の使う武器は主に苗刀です。ボスですけど敬語は使わなくても大丈夫です。よろしくお願いします。｣｢次は私が言いますね。私はアリス・フラネットです。歳は16歳です。敬語はなくて大丈夫です。私の父親はロリス・フラネットです。よろしくお願いします。｣｢私はリフィア・コラールの娘のレイフェア・コラールです。歳は15歳です。敬語はなくて大丈夫です。私が使う武器は主にレイピアです。よろしくお願いします。｣｢俺はカロタ・セルジです。歳は15歳です。敬語はしないでください。俺が使う武器は主に銃剣です。俺の父上はベディ・セルジです。よろしくお願いします。｣｢いよいよ私か.........。あっ私は母アルナルド・バッチの娘のアルミルド・バッチです。歳は多分この中で一番下です。14歳です。私が使う武器は主にタルワール(刀)です。よろしくお願いします。｣｢俺はロバリタ・ボッカです。歳は18歳です。敬語はなしで頼みます。俺の使う武器は主にハルバードです。俺の母親はロベルタ・ボッカです。それと俺はレミオド・バッカラの幼馴染です。よろしくお願いします。｣｢俺はオルド・エイナウディです。俺の父はジーモ・エイナウディです。歳は18歳です。敬語はなくて大丈夫です。主に使う武器は大刀です。よろしくお願いします。｣｢僕はマルコ・テデスコです。歳は18歳です。武器は片手剣です。僕の母はカタリーナ・テデスコです。敬語はなしで頼みます。よろしくお願いします。｣｢私はミカエラ・ジーソです。歳は17歳です。武器はこのグレートソードを使います。私の父親はミケーレ・ジーソです。敬語はいりません。よろしくお願いします。｣｢俺はカルロ・スロットです。母スミレ・スロットの息子です。武器はこの槍を主に使います。歳は17歳です。敬語はいらないです。それとミカエラ・ジーソの幼馴染です。よろしくお願いします。｣と言って自己紹介が終わった。私は｢幼馴染2人もいるんだね。｣と言うとレミオドが｢あっ、そうだ、ボスよろしくって言ってない。｣みんなは｢あっ、言ってない。｣と言ってみんなで笑った。すると扉が叩かられた。私が｢はい。｣と応えると扉が開いて扉の向こうからカノンが｢少し失礼致します。そろそろ御開になさるそうですから、会場にお戻りください。武器は持ってきて頂いて大丈夫です。では会場でお待ちしております。｣と言って一礼してカノンは会場に戻って行った。私達も会場に戻ると1万以上もの人が拍手で出迎えてくれた。真っ直ぐに歩きステージの上の席に座るとお祖父様が｢ボスに一言お願いしようか。｣と言った。全員が私の方を見て、私は立ち上がり｢今後はこのグアルノファミリーをより強く団結のある立派なファミリーにしていきます。｣と言って一礼すると大きな拍手をされた。それで継承式は終わった。