妖艶 ②

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妖艶 ②

!!!! 佐々木の手が蓮のシャツのボタンに伸び、 そしてひとつひとつボタンを外し始めた。 佐々木がボタンを全て外すと、蓮の熱った体を少し冷たい部屋の空気が、冷やしてくれる。 そして、蓮のそばで息を飲む佐々木の気配を感じ…… 佐々木の手が蓮の髪を撫で、その気持ちよさに蓮は… 「…ん…」 無意識に佐々木の手に頬をすり寄せる。 「‼︎」 蓮の行動に驚き、佐々木が息を飲むのが蓮にはわかった。 やめないで…… 蓮の気持ちが佐々木に届いたのか 佐々木は蓮の顔に近づきながら、蓮の髪に再び触れる。 「…ん…」 撫でられた掌から、佐々木の温もりが伝わってくる。 この手を離したくない… もう一度、蓮が佐々木の掌に頬を摺り寄せようとした時、
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