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妖艶 ⑨
「じゃあ…佐々木さん…ここに寝転がって、これで目隠しして…」
沢山ある枕のうちの一つを、不思議そうに蓮を見つめる佐々木に手渡た。
「絶対に見ないでくださいね…絶対…」
蓮は真剣な面持ちで、佐々木に念押しする。
「…わかりました…」
佐々木ははその意図がわからないといった表情で蓮を見たが、言われた通り目を瞑り枕で目隠しをした。
佐々木さん。
こんなことをする俺の事、嫌いになりますか?
蓮は佐々木の膨らんだズボンに手をかけると、
「佐々木さんのが苦しそうなので、ズボン外しますね」
「⁉︎…はい…」
驚く佐々木の返事を待つ前に、蓮が佐々木のズボンと下着を脱がした。
そびえ立つ佐々木の楔を見ると、蓮は佐々木とより繋がりたくなる。
まだ見ないでくださいね…
蓮はきちんと佐々木が目隠ししたのを確認すると、先ほど放ったばかりの自分の蜜を指になじませ……
「んっ………」
声を押し殺しながら、自分の後孔の中に指を差し込んだ。
「…ん、ん……」
後孔に差し込んだ手とは反対の手で声が漏れないように防ぎ、蓮は双丘を突き出すような姿で自分の中を広げていく。
これが、佐々木さんの、あの指だったら……
ここに触れてくれたら……
そう想像しただけで、蓮の中は震えだす。
蓮のくぐもった声は少しずつ漏れ……
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