3525人が本棚に入れています
本棚に追加
妖艶 10
「‼︎立花さん…大丈夫?」
蓮を心配した佐々木の声がする。
「…はい…」
佐々木の声にゾクっとし、蓮は返事をするのが精一杯だった。
本当に心配になったのか、佐々木が枕を取ろうとすると、
「見たら…だめです」
蓮は佐々木に枕を押し返した。
まだ準備ができてない。
こんな姿は見せられない……
「…わかりました…でも、無理だけは、しないでくださいね」
「はい…」
こんな時まで、俺の事を気にかけてくれてるなんて…
佐々木のことを思えば思うほど、蓮の弱いところが敏感になっていく。
早く繋がりたい。
俺の中、佐々木さんでいっぱいにして欲しい…
蓮は指を増やし、佐々木を受け入れられるよう、中の指の動きを大きくする。
「……ん、ん…ん…」
佐々木に聞こえないように、声を抑えつつ中をより広げると、
徐々に後孔や中は柔らかくなり、蓮の指の動きに合わせて中からトロトロと流れ出した液が、くちゅくちゅと音をたてる。
これで佐々木さんと繋がれる……
蓮の事を気遣う気配の佐々木の上に跨ると、蓮の重さでギシッとベットのスプリングが凹む。
佐々木さん……受け止めて……
蓮は双丘をゆっくりと下すと、後孔に佐々木の反りたった楔をあてがい…
最初のコメントを投稿しよう!