妖艶 10

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妖艶 10

「‼︎立花さん…大丈夫?」 蓮を心配した佐々木の声がする。 「…はい…」 佐々木の声にゾクっとし、蓮は返事をするのが精一杯だった。 本当に心配になったのか、佐々木が枕を取ろうとすると、 「見たら…だめです」 蓮は佐々木に枕を押し返した。 まだ準備ができてない。 こんな姿は見せられない…… 「…わかりました…でも、無理だけは、しないでくださいね」 「はい…」 こんな時まで、俺の事を気にかけてくれてるなんて… 佐々木のことを思えば思うほど、蓮の弱いところが敏感になっていく。 早く繋がりたい。 俺の中、佐々木さんでいっぱいにして欲しい… 蓮は指を増やし、佐々木を受け入れられるよう、中の指の動きを大きくする。 「……ん、ん…ん…」 佐々木に聞こえないように、声を抑えつつ中をより広げると、 徐々に後孔や中は柔らかくなり、蓮の指の動きに合わせて中からトロトロと流れ出した液が、くちゅくちゅと音をたてる。 これで佐々木さんと繋がれる…… 蓮の事を気遣う気配の佐々木の上に跨ると、蓮の重さでギシッとベットのスプリングが凹む。 佐々木さん……受け止めて…… 蓮は双丘をゆっくりと下すと、後孔に佐々木の反りたった楔をあてがい…
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