どうしようもないくらい貧乏な僕に天使が降りてきた

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数秒後、総理はムクリ、と起き上がり心配するSP達に懐から例の懐中時計を取り出し掲げた。 文字盤には白い煙を上げる銃弾が二発、突き刺さっていた。 「こういう事だよ。偶然の買い物が自身の命を救った。倹約家のトップはこの先、打って変わって経済を促進する政策を進めていく。売買の大切さを知ることによってね…エル」 語尾のエルを忘れていた様だ。 いったい君は何者だ? 「申し遅れた。商売の守護天使、ウリエル様だ。世の景気が悪くなった時、再び君の前に現れるだろうエルー!」 光に包まれ、ウリエルは天に消えた。
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