宇宙人がAIをばらまいた

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「こちら現場です」 噂を聞きつけた人間のテレビ局が北極にやって来ました。マイクを持ったアナウンサーが、痩せ細ったシロクマにインタビューをしています。 「シロクマさん、お話を聞かせてください」 「地球の温暖化か何か知らんけどクマ、全然食べ物が取れやしないクマ。このままなら餓死するしかないんだクマ。人間のあんたらにこの辛さがわかるのかクマ……?」 そう言って、ふらふらと歩き出しました。 リポーターが、神妙な顔をして、カメラに訴えています。 「このままでは、シロクマが死んでしまいます。人間の言葉を理解し、話すシロクマ。人間の私達はどうすれば良いのでしょうか 」
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