終わりの時

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貴方の屋敷を出るとき、 ただの貴方は執事である私のために貴方は見送りにきてくれましたね 主人として一執事の見送りに来るのは、あまりよろしくないと申し上げましたが、 本当はとても嬉しかったのです 最後に一目、お慕いしている貴方の姿を見ることができて これまで、貴方の成長を見守ってきた者として立派に育った貴方のことを誇りに思っています   もう会うことはないでしょう 貴方の側にいられたこと、心から嬉しく思います 感謝いたします
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