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それから、おれ達も昼食を済ませて
それぞれ持ち場に戻る。
どうしてもラパン様子が気になって…
足が自然とそちらに向かう。
あと、数分したら囚人達は刑務所の
運動スペースに移動させなければいけない…
そのあとは、簡単な仕事をさせるわけだが。
くそ、しっかりしろ、おれ!
相手は結婚詐欺師だ…
人間の女性も獣人の女性も
あのなんとも言えない優しさと
可愛さに騙されてる。
看守のおれまで、騙されてはいけない…!
だけど…ラパンがいる、牢屋を覗く。
囚人
ラパン=ザーイエッツ
「なあなあ、ハウンド…
このあとは何かあるの?」
おれ
ハウンド=ナーティクス
「あ、ああ…運動と簡単な仕事だ…」
ラパンが笑った…
囚人
ラパン=ザーイエッツ
「おお!いいねぇ…♪
ちょうど体を動かしたかったところだ!」
その時、刑務所内にベルの音が響く!
おれ
ハウンド=ナーティクス
「時間か、行くぞ。」
看守達は混雑を回避するために
順番に牢屋の鍵を開けていく。
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