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思い切って買ったもの それは サボテン
春の嵐は 小石や埃を 巻き上げて
おまえの心に 容赦なく 吹きつけた
真っ白い やわらかな おまえの心が
埃まみれになって 悲鳴をあげている
大丈夫さ 俺の腕の中に 逃げておいで
槍が降ろうが 岩が崩れ落ちようが
俺の情熱で 街の色を塗り替えてみせる
おまえには パステルカラーが似合うよ
それでも不安に震えている おまえに
強い棘の鎧を着た サボテンを捧げよう
この棘は おまえを守る 俺の愛だよ
誰も おまえに触れないように守る棘
枯れない愛 サボテンの花言葉さ
俺の恋の泉は 決して枯れることはない
明日も愛し合うため 安らかに おやすみ
俺だけのために甘く濡れる 大切な恋人よ
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