『姿の見えないストーカー』に追われています

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(うそ、まさかホントにストーカー……っ!?)  ――声が出ない。  なら逃げなきゃ、と脳は指示を出すのに、脚は張り付いたみたいに動かない。  背に冷や汗が浮かぶ。 (――ヤバい)  直感に、縋るようにして鈴を握りこめた。  と、その瞬間。 「……何をしている。その鈴に"祓え"の力はないだろう。だいたい、何故さっさと処理しない」 「……へ?」
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